


時を受け継ぐ、武家屋敷の宿
鹿児島県霧島市・敷根。
この地には、江戸の頃より受け継がれてきた一軒の武家屋敷があります。
長い年月をかけて黒く焼き締まった木組み、職人の手仕事の痕が残る梁、家族の営みが重ねられてきた庭の景色。
そのすべてが、かつての暮らしの温度を静かに語り続けています。
黒鐡庭(くろがねてい)は、この歴史ある家の趣を大切に守りながら、現代の旅人が心から寛げる一棟貸しの宿として再生した場所です。
古き良き生活の息づかいと、今の時代に求められる快適さが調和する空間で、まるで時間がゆっくり流れはじめるような滞在をお楽しみいただけます。
地域に根ざした文化、人々の温かさ、そしてこの土地が持つ静かな力強さ。
そのすべてを感じられる霧島の新たな拠点として、黒鐡庭は皆さまをお迎えします。

主座敷|松影
(しょうえい)
梁を見上げ、畳に身を委ねる。
松の襖絵が静かに見守る、黒鐡庭の中心となる座敷。
かつて客人を迎え、語らいが生まれた空間で、今はゆったりとした時間が流れます。
書院の間|花霞
(はながすみ)
床の間と書が残る、凛とした一室。
襖に描かれた花は、季節の移ろいを静かに映します。
思考を整え、心を落ち着かせるための部屋です。


居間|集
(つどい)
無垢の床と一枚板のテーブル。
人が自然と集まり、語り、食事をするための空間。
黒鐡庭で最も「今の暮らし」に近い場所です。
囲炉裏の間|火守(ひもり)
火を囲むという、日本の原風景。
揺れる灯りと炭の気配が、時間をゆっくりとほどいていきます。
夜が深まるほど、静けさが心に染みる部屋です。


寝室|静眠
(せいみん)
余計なものを削ぎ落とした、静かな和室。
深い眠りへと自然に導かれる、黒鐡庭の休息の間。
一日の終わりを、穏やかに受け止めてくれます。
内湯|木澄
(きすみ)
木の香りに包まれる内湯。
一日の疲れを洗い流し、体の芯まで温めます。
外気を気にせず、いつでも入れる静かな湯処です。


外気浴|月影
(つきかげ)
夜空と灯りに包まれる外の湯。
水と空気が交わり、感覚が研ぎ澄まされていく時間。
静かな夜ほど、この場所の良さが際立ちます。
サウナ|蒸庵
(じょうあん)
木に囲まれた、こもりの空間。
熱と向き合い、自分と向き合うための庵。
黒鐡庭ならではの「静のサウナ」です。

黒鐡庭KUROGANETEI
〒899-4462
鹿児島県霧島市国分敷根934
電話:090-1728-0250